気が触れたから霊薬を投与したのか、霊薬を投与したから気が触れたのか、彼自身にもわからない。'- Cyclops with an Obsession
Cyclops with an Obsession(O-01-137、憑りつかれた巨人)は青い肌をした人型のアブノーマリティです。手足は肥大化しており、顔は模様の描かれた面布で隠されて見ることは叶いません。
収容室には緑色の液体が入った薬瓶が散乱しています。
特殊能力[]
"Swelling Avidity"
クリフォトカウンターが0になると特殊能力が発動します。
クリフォトカウンターは以下の条件で0に減少します。
- 作業結果が普通:50%
- 作業結果が悪い:100%
憑りつかれた巨人への作業成功率は作業開始時点のエネルギー収集率で補正されます。
- 必要なエネルギーを50~99%収集:-25%
- 必要なエネルギーを100%収集:-50%
この補正はクリフォト過負荷と重複して発生します。
特殊能力が発動すると収容違反を起こします。
クリフォトカウンターが0になると、憑りつかれた巨人は収容室内で膨れ上がり、足・目・手が施設に現れます。
- 足
- 憑りつかれた巨人と同様の巨大な足が2つ、ランダムなメインルームに落下してきます。
それは床に落下すると同時に、部屋内に存在する職員に300ポイントのREDダメージを与えます。
700ポイントのHPを持ち、落下から約30秒経過するとランダムなメインルームにテレポートします。
- 憑りつかれた巨人と同様の巨大な足が2つ、ランダムなメインルームに落下してきます。
- 目
- 憑りつかれた巨人の面布の模様が施設の背景に浮かびます。
通路は明滅するエフェクトに覆われ、職員へ10秒毎に20ポイントのBLACKダメージを与えます。
- 憑りつかれた巨人の面布の模様が施設の背景に浮かびます。
- 手
- 左上のエネルギー収集ゲージを握りつぶすかのように巨大な手が現れます。
収容違反中、ゲージは覆い隠され、貯められたエネルギーが減少していきます。
収容違反中に一日を終えることはできません。
- 左上のエネルギー収集ゲージを握りつぶすかのように巨大な手が現れます。
収容違反は憑りつかれた巨人の足が両方鎮圧されるまで続きます。
由来[]
薬の開発に努めた医師の1人でした。
開発された薬の乱用で自我と人間の姿を失いました。
アブノーマリティと化した後はエンケファリンに魅入られ、エンケファリンへ執着しています。
詳細[]
他のアブノーマリティと同様に、エネルギー生成量は作業終了時のPE-BOXの数によって決まります。
憑りつかれた巨人の作業結果は、悪い、普通、良いの3つのセクションに分かれています。
作業終了時のPE-BOXが0~14個だと悪い、15~19個だと普通、20~24個だと良い結果になります。
作業終了後の待機時間は約15秒で、クリフォトカウンターの初期値は1です
管理方法[]
- <管理方法 1>
- 作業結果が普通な場合、中確率で憑りつかれた巨人のクリフォトカウンターが減少した。
- <管理方法 2>
- 作業結果が悪い場合、高確率で憑りつかれた巨人のクリフォトカウンターが減少した。
- <管理方法 3>
- 憑りつかれた巨人への作業の成功率はエネルギーの収集するほど低くなる傾向が見られた。
脱走情報[]
- 憑りつかれた巨人の耐性
RED :耐性 (0.5) - WHITE :耐性 (0.5) - BLACK :耐性 (0.5) - PALE :普通 (1.0)
作業成功率[]
| 作業 | レベル 1 成功率 |
レベル 2 成功率 |
レベル 3 成功率 |
レベル 4 成功率 |
レベル 5 成功率 |
| 本能 | 普通
0.5 |
普通
0.55 |
高い
0.6 |
高い
0.65 |
高い
0.7 |
| 洞察 | 普通
0.5 |
普通
0.5 |
普通
0.5 |
高い
0.65 |
高い
0.65 |
| 愛着 | 普通
0.5 |
普通
0.5 |
普通
0.5 |
普通
0.5 |
普通
0.5 |
| 抑圧 | 普通
0.5 |
普通
0.5 |
普通
0.5 |
高い
0.65 |
高い
0.65 |
※エネルギーを貯めるほど成功率は減少します
E.G.O.[]
ストーリー[]
- 粗野で強欲で傲慢、宝を求め宝に執着する、それが巨人である。この巨人の顔は一つの目が描かれた布で隠されている。この巨人の腕はとても長く、手はとてつもなく大きい。この巨人は部屋に置かれた薬瓶から離れようとしない。瓶に満たされた霊薬は守るべき宝物である。巨人にとって自分以外が宝物を持つのは鼻持ちならないことである。
- <霊薬と巨人>
- 王都の民は身分の別なく不治の流行り病に侵されていた。罹ったものは人間性を失い、喋ることも食べることもできなくなり、言うもはばかる最期を迎えた。事態を憂いた王は方々から医師を徴集して薬の開発を命じた。お抱えの国手、経験豊かな都市の杏林、腕だけは確かなヤミ医者、皆が諦めていた。
- 「あれは風土病だ。この土地で生きる者にかけられた呪いだ。 私は誰一人として治すことができなかった。 全身から体液を絞り出して死んだ子の顔が浮かんで、私は目が覚める。 その度に『医者』であることを自嘲し、自分の無力さを恨んできた。 そして病に罹っていないことに安堵している自分に気づき、また自嘲せずにいられなくなる。」
- 集められた者の多くが沈んだ面持ちで薬の開発に努めた。
- 王都の民は身分の別なく不治の流行り病に侵されていた。罹ったものは人間性を失い、喋ることも食べることもできなくなり、言うもはばかる最期を迎えた。事態を憂いた王は方々から医師を徴集して薬の開発を命じた。お抱えの国手、経験豊かな都市の杏林、腕だけは確かなヤミ医者、皆が諦めていた。
- その男は辺鄙な片田舎の薬師だった。薬師は立身出世を夢見て霊薬の開発に志願した医者の1人だった。反対する父母、そして妹を押し切り無理に王都へとやってきたのだ、功名を挙げるまで帰れない。そう思い、寝食を忘れて研究に打ち込み続けた...
- ...長い月日が経過したが、薬師の念願は叶うことはなかった。彼の努力は実ることはなく遂には他の研究者が霊薬を開発してしまった。自分の気概はなんと無意味なものだったのか、現実はなんと無慈悲なものであるか...研究者を憎々しく思ったが、美しく光り輝く緑の液体を見てはその功績を認めざるをえなかった。薬師は気が付かなかった。もはや立身出世などどうでもいい、霊薬の存在だけを求めていたのだ。
- 夢破れた薬師は故郷に戻ってきたが、何もなくなっていた。王都の病が流行っている、父は死に母は病で床に伏している、周辺の村から風当りが強くなっている。霊薬にかかりきりで読むことなく捨てられた故郷からの文、そのどれもが幾年前の内容だった。流行り病を恐れた周辺の村々によって村は焼き払われた。ここに至って薬師は悟った。自分が身を置く場所と生きる理由は霊薬以外になくなってしまったと。
- 霊薬は流行り病に効くものであったが、投与された者の精神と肉体を蝕む副作用があった。薬師は王都に戻り、霊薬の改良にのめりこんでいく。研究の過程で霊薬の成分を多量に吸い込んでいたためか、開発者はすでに狂い死んでしまった。「今この世界で誰よりも霊薬に精通しているのは自分だ。霊薬を愛しているのは自分だ。」その執着は凄まじく、この霊薬は自分が作ったものだと本気で思い込むほどだった。
- 薬師は霊薬を自分に投与するようになり、摩耗した心は更に削がれていく。薬師の心が壊れたのは何時だろう。霊薬を先に開発され、自分が足らない存在であることに気がついたとき?家族の死に目にも会えず、帰る場所がなくなったことに気がついたとき?もしかしたら狂ってなどいなかったのかもしれない。しかしその因果はもはや無意味となった。気が触れたから霊薬を投与したのか、霊薬を投与したから気が触れたのか、彼自身にもわからない。残されたのは人語を解さない恐ろしい肉体の化け物だった。粗野で強欲で傲慢な巨人が生まれた。



