Lobotomy Corporation攻略 Wiki
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ネタバレ注意
このセクションはLobotomy Corporationのストーリーに関連したネタバレを含んでいます。
自身でストーリーを楽しみたければ、注意して読み進んでください。
C

記憶の中のカルメン

あまり緊張しないで。ただ目を閉じるの。そう、それでいいわ。
出来るだけ楽な姿勢にしててね。そうした方が心も安定するから。
くすぐったい? もう! 我慢して。
そうしたら自分を消していくの。
Don’t be so tense, just close your eyes... Yes, just like that. Make yourself as comfortable as possible, so that your mind is comfortable too. It tickles, no? But just wait. And now, fade away...
- カルメン

カルメンは(Carmen)はXAの記憶を同期した時に脳裏に現れます。
茶色のポニーテールに、白衣をまとった研究者然とした女性です。
セフィラコア抑制後の回想やメインストーリーの描写からAにとって重要な人物であることが伺えます。
ストーリー中では直接的なやりとりを行うことはありません。

ストーリーのネタバレ注意!
Carmen

カルメン

Cですか。悪くはないですね。Cを選んだあなたは、結果より過程を重視する傾向が強く、計画をよく立てますが変化を好みます。
枠にとらわない内面の成長を成し遂げられるでしょう。
Okay, 'C.' People who chose C believe that the process is more important than the outcome, therefore they are good at planning and enjoy change. You will be able to gain insight without being confined by the rules.

カルメンはゲーム開始時点で既に人間として生きていません。
回想の朧気に投影された状態で、または変わり果てた姿で現れます。

カルメンはこの世界の人々が病に侵されていると気付いた最初の人です。
その病とは肉体的なものではなく、精神的なものです。
心の拠り所だった信仰や倫理や道徳はもはや無意味なものと化していました。
「特異点」に代表される技術的革新が起こったにも関わらず、皆がどこか苦しい暮らしを余儀なくされていることにカルメンは疑問を抱きました。
希望も持てず自身の可能性を否定した状態を、そしてそれに気が付いていない状態こそ、人々に蔓延した病であると彼女は主張しました。
人類を病から救済するため、彼女は病の根源と魂の治療法を模索し始めます。

自身の目的達成のため、手始めにカルメンは研究チームを発足しました。
彼女は持ち前の外交的な性格で人から信頼される能力に長けていました。
決して打算的でない前向きで率直な態度から、人々に愛されていました。
この世界で信念を熱弁する姿は滑稽でしたが惹かれるが現れました。
後輩であるAを始めとし、優秀な人材次々集まるのも必然だったのでしょう。
研究チームは人々の集合的無意識「井戸」から希望という概念を実体として抽出することに成功しました。
これは奇跡的なことであり、人類の魂の治療のための大きな第一歩でした。
抽出した薬品は後に「コギト」と名付けられます。

しかし、研究には大きな壁が立ちはだかりました。
それは実験に用いるために十分な量を安定して抽出する方法を確立するという重要な課題です。
幸いなことに抽出装置の理論化はなされました。
「釣瓶」と呼ばれる装置は「井戸」に人間を浸すことで「コギト」の大量生産を可能とするものでした。
被検体にも適合度合いが存在し、研究チームの中ではカルメンが特に高い数値をマークしていました。
自分が研究から欠けるわけにいかず、誰かを「釣瓶」にすることも適わず、膠着した状況が続きました。
カルメンなら何とかしてくれるという信頼は重圧となって、着実に彼女の心を蝕みました。

そんな中、実験でエノクが死亡しました。
この実験が「コギト」投与の実験か「釣瓶」に関する実験かは今となっては分かりません。
人類のためと目標を掲げたカルメンの研究、その研究に志願した少年、少年に許可を与えた自分、結果として残ったものは意味の見出せない少年の犠牲。
これまでの重圧とエノクの死、加えてリサからの叱責がカルメンを苛ませました。
様々な思考の果てにカルメンは一つの大きな決定を下しました。
それは研究の舞台から飛び降りることでした。

CarmentoCogito

「釣瓶」

カルメンは浴槽で手首を切って自死を図りました。
鬱の果ての強迫観念か、自分の犠牲で「釣瓶」を仲間が作ってくれると信頼してか、カルメンの細かな心中は知る由もありません。
しかし、自分を犠牲にするか1人で思い悩んだこと、そしてAにその決心を伝えたことは確かです。
最終的に意識不明状態のカルメンが自身の部屋の浴槽で発見されました。
その意志の強さを知っていたAはカルメンの脳で「釣瓶」を作りました。
残った部分は冷凍棺で保管され、後にアンジェラ作成に用いられました。

その後、カルメンの研究の大部分はAに引き継がれます。
「釣瓶」により安定的な「コギト」の供給が実現し、安全なコギト投与量の実験が行われます。
また、投与の副産物に関する研究も行われ、組織はより大きくなります。
それは同時に、より大きな悲劇を生み出すことを意味していました。

ClearC
本当は私... みんなが思うほど心が強くないの...
人前では自信満々で「全部うまくいくから付いて来なさい」って言うけど、
そう言った瞬間にも確信はないの。
もしもその過程で誰かが苦しんだり、倒れる人が出たら...
間違いなく私は衰弱して、最後は自分自身をも憎悪するようになるわ。私には分かるの。
だから、あなたに頼みたいの。私がどんな状態になっても、あなたは私の意志を実現して。
I have something to confess. I actually have a weaker heart than everyone thinks. I always say things like ‘Count on me’, ‘Just follow me’ in front of people, but I was never sure about things I do. If anyone is harmed or put in trouble because of what I do, I will definitely hate myself. I know it. That’s why I need to ask you a favor. No matter what I become, please finish what I started.
- カルメン
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